先端部が前後対称の「W(ダブル)ヘッド」型を採用したアイロンで、従来1200Wだった出力を1400Wに高めることで、
立ち上がり時間を約10%短縮、約100秒にした。
最上位モデル「NI-WL702」の価格はオープンで、市場想定価格は1万7000円前後。
写真1
http://www.nikkei.com/content/pic/20130903/96958A9C93819499E2E0E2E1EA8DE2E0E2EBE0E2E3E1E2E2E2E2E2E2-DSXZZO5920430002092013000000-PB1-15.jpg 近年、国内の白物家電市場では、掃除機や調理家電といった中小型の家電を中心に海外製品の存在感が高まっている。
英ダイソンのサイクロン式掃除機や米アイロボットのロボット型掃除機、
オランダのロイヤル・フィリップスの油を使わない揚げ物調理器などが最たる例といえる。
しかし、日本のメーカーにも海外製品に負けない競争力を持つ単機能家電を生み出す力はある。
その一つが、パナソニックのWヘッド型アイロンだ。
従来のアイロンの形は、前部がとがっていて後部が平らな「ロケット型」をしている。
1800年代後半にアイロンが登場して以来、今も変わらぬ形だ。パナソニックはこの形を根本から見直し、
前後がとがっているWヘッド型アイロンの初号機を2010年に国内で発売した。
このアイロンが、世界中で異例のヒットを飛ばしている。開発の経緯を同社に聞いた。
■進む「アイロン離れ」、募る将来への不安
同社がWヘッド型アイロンの開発をスタートしたのは2008年。
同社のアイロン事業は当時、将来に不安を抱えていた。
国内のアイロン市場で40%のトップシェアを誇り、
世界でも米ブラック・アンド・デッカー、フィリップス、
仏Groupe SEB(日本でのブランド名は「ティファール」)に次ぐ4位のシェアを持つ同社だが、
近年はその地位を中国ハイアールなどアジアの新興メーカーが脅かし始めている。
アイロンは白物家電の中でも技術的に枯れた製品。小幅な改良を続けるばかりでは、他社に追いつかれる可能性があった。
しかもお膝元の日本市場では、若者世代を中心にアイロン離れが進む。
パナソニックの白谷和子氏(アプライアンス社 ホームアプライアンス事業グループ
ビューティ・リビングビジネスユニット 商品企画グループ ビューティ商品企画チーム主事)は、
「昔は新生活スタートのときにアイロンを購入するのが一般的だったが、最近では買わない人が増えている」と話す。
こうした先行きの不透明感を打破するには、強い商品力を持つ新製品を開発する必要があった。
■「嫌いな家事」、アイロンがけの不満を洗い出す
新製品を開発するに当たり、白谷氏たちは従来のアイロンに対する不満を徹底的に洗い出した。
家庭での衣類の手入れの代表格といえるアイロンがけだが、
主婦などを対象にしたアンケートでは必ずといっていいほど「嫌いな家事」の上位にランクインする。
その理由の一つが「うまくできない」ことだ。従来のロケット型のアイロンは、後ろに動かしたときに布地がひっかかったりする。
このためアイロンを上手にかけるには、とがった方が進行方向になるように
「アイロンを持ち替える」「衣類の向きを変える」といったコツを覚える必要があった。
続きます>>2-3
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK02038_S3A900C1000000/
従来のアイロンがロケット型だった主な理由は、本体を自立させるためだ。
アイロンがけのとき、熱くなっているアイロンを立てて置くには、後部が平らなロケット型が適している。
しかしコードレス・アイロンは、アイロンがけの途中でも給電台に置くので自立しなくていい。
またコード付きのアイロンについても、自立用に2本の脚を適切に配置すれば後部が平らである必要はない。
「『だったらロケット型にしなくてもいいんじゃないか』という意見が浮上した」(白谷氏)。
■前後対称の形状でアイロンがけが快適に
では、どんな形ならアイロンがけがしやすくなるか。
デザインを担当する今野馨晶氏(同社のデザインカンパニー アプライアンスデザインセンター
AP第2開発グループ PA1チーム チームリーダー)も交えて検討した結果、
後ろの先端もとがらせて前後対称の形にすると、格段にアイロンがけがしやすくなることがわかった。
後ろに動かしたときに布地がひっかかったりしなくなるので、アイロンの前後の向きを意識しなくてもいいからだ。
白谷氏や今野氏ら開発プロジェクトのメンバーは、これまでアイロンを開発したことがなかった。
今野氏は「過去に開発の経験がなかったからこそ、既存概念にとらわれない挑戦ができた」と語る。
この形を「Wヘッド」と名付け、新たなアイロンの設計に着手した。
前後対称にするため、本体の重心位置や給電端子なども大幅に見直した。
特に給電端子の設計は苦労したという。従来のロケット型アイロンと共通のもの使うと、
開口部が大きくなりすぎて前後対称の形が崩れてしまうからだ。どうすれば前後対称の形を崩さず、
給電端子を配置できるか。試行錯誤を重ねた結果、開口部を小さくできるスリムな給電端子を見つけ出して採用した(写真2)。
実は、社内ではWヘッド型アイロンに対する懸念の声が根強かったという。
過去にアイロンを開発した技術者などからは「100年以上続いたロケット型を変えるのは無謀だ」といった意見も上がった。
しかし、こうした懸念の声をよそにWヘッド型のアイロンは業界でも異例のヒット商品となった。
2010年における国内市場での同社のアイロンの販売台数は前年比約3倍に増加。海外市場でも大きな反響を呼び、
例えばマレーシアでは前年比約7倍、北米や中近東は同約2倍に伸びた。
2013年6月時点におけるWヘッド型アイロンの累計生産台数(海外市場を含む)は250万台を突破。
同社の白物家電事業における世界戦略製品となりつつある。アイロンの本場である欧州市場では、
加圧スチームを発生させる大型ボイラーを搭載したWヘッド型アイロンを投入することも検討しているという。
(日経エレクトロニクス 中島募)
写真2 スリムな給電端子を採用することで開口部を小さくし、前後対称の形を実現した(写真は2012年に発売した前モデルの給電部)
http://www.nikkei.com/content/pic/20130903/96958A9C93819499E2E0E2E1EA8DE2E0E2EBE0E2E3E1E2E2E2E2E2E2-DSXZZO5920432002092013000000-PB1-15.jpg
以上です。
しかしアイロンがけは苦手だなー
普通のでいいわ
めったに掛けねえな てか年に1回使うかどうか
そんなんに1万7000円も出せまっかいな
アイロンじゃねーかw
http://ime.nu/www.nikkei.com/content/pic/20130903/96958A9C93819499E2E0E2E1EA8DE2E0E2EBE0E2E3E1E2E2E2E2E2E2-DSXZZO5920432002092013000000-PB1-15.jpg
1200Wて記載があるのだが
> (写真は2012年に発売した前モデルの給電部)
いいかも。しかし、アイロン掛けなんてやったことないから
買ってまでするかなぁ。。
まあまあ値段の良かったサイクロン掃除機がプラスチック部品が欠けたり
して数年で壊れた。
どっち道すぐに壊れるなら安物で十分って思うわ。
耐久性の高さが日本製品の良さだったのに。
充電じゃないぞ、給電。
台に置いてる時に加熱するだけ。
へー知らんかった、すまん
まあ、いいけど
違うものを作るのはいいよ、携帯みたいに無駄なのいっぱい付けないのならねそれよりテレビ付きの洗濯機でパンが焼ける奴、はようはよう
普通にアイロンじゃん・・・
ツマンネ
http://review.kakaku.com/review/21105010103/#tab
粗大ゴミを二十万で売りまくったやることが無いから意味不明な事をしでかすバカソニック
冷蔵庫では業界唯一コンプレッサーをトップにもっていき冷えない振動だらけ
アイロン店頭価格数千円
バカは一万七千円に設定
まさにそれと同じモノだw
そのへんの1万円近いコードレススチームアイロンより、ずっと使い勝手が良い
ttp://kaden.watch.impress.co.jp/cda/column/2009/02/18/3536.html
コードレスじゃないけど、これはスチームが無いからその分シンプルで軽くて掛け易い
100均の霧吹きや市販の液体スムーサー使用でキレイにアイロンかかる
実家がコレだったんで、同じの探して30年近く使ってる。現在のが2台目で3台目も用意済み
↓勢いで買っちゃったけど、2回しか使ってない。割と重いんだよな。
http://www.t-fal.co.jp/All+Products/Consumer+electronics/irons/Products/Ultimate+autoclean/Ultimate_Autoclean.htm
確か、パナソニックのシェアダントツだったし(他社OEM含む
どうやって袖口とかファスナーの折り返しにかけるの?
夏休みの宿題にしたな。なぜか先生に「手抜き」と怒られ、クラスの連中は
笑ってたのかいまだに謎。
当時のオレに特許とか調べる頭があればなぁ…
あとマーキュリーが作れたら認めてやる
これは普通にアイロン。
本当に会社のイメージを盛り上げ世界に冠たる家電メーカーになるためにはナショナルの文字は不滅です!
壊れたら終わり
どの製品もごちゃごちゃしてんだよ
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