高音質CD、「Blu-spec CD2」を昨年秋に発表した。Blue-ray Discのラインを使って
製造されるCDで、従来よりも高精度の記録が可能となり、結果として音質も改善した
としている。Blu-spec CD2は音楽CDの規格に沿っており、既存のCDプレイヤーで
再生が可能だ。昨年末よりクラシックの名盤を中心に販売開始。3月以降、J-POPや洋楽ロックのタイトルも
そろい始めた。5月末までに380タイトルが発売される。この機会に改めて高音質CD全般を
振り返り、Blu-spec CD2の位置付けを考えてみたい。
音楽CDが最初に発売されたのは1982年。30年以上経過した今もなお、CDは音楽ソースの
主役であり続けている。これはCDの音質が十分に優れていたことと、その後登場したCDに
替わるべき新規格や音楽配信サービスが支持を得られなかった事もあるだろう。
CDのPCM方式より高音質なDSD(Direct Stream Digital)方式を採用したSACD(Super
Audio CD)も登場から10年が経つものの、一般への普及には至っていない。コピー防止を
念頭に開発されたSACDは、PCで再生もできなければリッピングもできない。モバイル
プレイヤーやPCが音楽再生の主流となった現在では、ユーザーのニーズにも合わなくなった。
そこに一般のCDプレイヤーやPCで再生が可能な、一連の「高音質CD」が登場した。
高音質CDには大きく分けて2種類ある。ここではそのひとつを「素材系」、もうひとつを
「音源系」と呼びたい。
~※長文記事のため、中略~
■ Blu-spec CD2はBlu-rayの製造プロセスを転用した素材系
一方「Blu-spec CD2」は、素材系の高音質CDである。これに先駆け、2008年に登場した
初代「Blu-spec CD」も、同じ素材系。Blu-ray Disc向けの高分子ポリカーボネイトを使い、
カッティングマシンはCD用ながら、Blu-ray Disc用の波長の短いレーザーでカッティング
精度を上げたものだ。「Blu-spec」という名称は、Blu-ray Discの製造技術を転用したこと
から来ている。
今回の「Blu-spec CD2」は、その手法を踏襲した上で、原盤の材料を従来のガラスから、
半導体製造用のシリコンウエハーに変更。カッティングマシン本体もBlu-ray Disc用とし、
トラックピッチは約20倍、レーザーの照射位置精度は10倍に向上。また、感光剤も金属
酸化物の熱記録方式に改めて記録精度を上げたことにより、ジッター値を1/2に低減したという。
また従来はスタンパーを作成する際に、メタルマスターやメタルマザーと呼ばれる中間生成物を
要したが、Blu-spec CD2は、シリコン原盤からそのままスタンパーが作成できるという。これも
記録精度が上がる理由になるだろう。
では、結果として得られる肝心の音質はどうなのか。昨年秋のBlu-spec CD2発表時に、ソニー
・ミュージックのスタジオで行われた試聴会に参加し、通常の工程で製造されたCDと、Blu-spec
CD2の違いを体感させてもらった。 (※続く)
●http://alp.jpn.org/up/s/14111.jpg
◎http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20130510/1049157/
の続き
■高音質CDの音質は?
正直に言うと、音質の差はかなり微妙に感じた。違うと言われれば違う。しかし、どちらが
良いかと問われても判断できない程度で、おそらくブラインドテストではまったく分からな
かっただろう。スタジオの高級な再生装置でもその程度であり、おそらく一般家庭の再生装置で、
その違いを実感するのは難しいのではないか。
SHM-CDをはじめとする他の素材系高音質CDについても、私は同じような印象を持っている。
特に、K2HD-CDのようにマスターの音源が違うものは別として、PCでリッピングするなら、
あえて高音質CDを選ぶメリットはない。マスターが同じなら、記録されているデータも通常の
CDと同じだからである。高音質CDだからと言って、特に読み取り誤差やエラー訂正が減るわけ
でもなく、リッピングしたファイルに音質の差が生じることもない。
では素材系高音質CDは、誰に向けた商品なのだろうか? Blu-spec CD2で謳われている
「低いジッター値」が活きるのは、CDプレイヤーでのリアルタイム再生時に限られる。
再生装置の中心にCDプレイヤーを据え、ディスクの品質や音の違いを気にするリスナーには、
その比較材料として意味のある商品だろう。
また、Blu-spec CD2の場合は、エルダー層をターゲットとした再発ものとして一連のタイトル
には魅力があるし、再発盤の1890円という価格も、通常の国内盤CDと比べて不当に高い印象は
ない。ただ、従来の工程で生産されるCDの品質に大きな問題があったわけでもない。たまたま
欲しかったアルバムがBlu-spec CD2として店頭に並んでいたら、通常の国内盤と同じ感覚で
購入されることをおすすめしたい。
◎関連スレ
【AV】急激な円安が影響、輸入オーディオ機器の値上げ相次ぐ [05/20]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1369052117/
リッピング前提だと素材ってほとんど無意味だよな
むしろリッピングしてPC-DAC間のビットパーフェクトを目指すのが主流じゃないの?
昔「カセットテープが伸びたら冷蔵庫に入れると直る」と言っていたバカを思い出したw
メタルテープではその話は強ち間違いではないw
中身はパナソニックの12800円くらいのやつだけどゴールドムンドのブランド名をかぶせるだけで超高額になって専門家のばかどもを騙せるくらいに音が良くなるよ。馬鹿どもが。
パイオニアだったような
部分に96kHz24bitのデータぶちこんどきゃいいだろ。
どーしてもセキュリティが心配っていうなら、CDにアクセス用の
パスワードの紙でも入れておいて、サイトで配布でもいいし。
発電所とか,変電コイルとか,もう笑っちゃう。
効果としては,読み取りエラーを無くすということなので,
へっぽこなCDプレイヤーほど効果はでるだろう。
要は,ちょっと加齢の進んだCDプレイヤー向き,であって,
決して高級機なら違いが分かるようなものじゃないw
ピックアップのヘタった高級機向き,でしょうかね。
まあ,今時は,コンポやPCとかだとDVDコンボドライブは当たり前,
BDドライブだったりもするので,
読み取り精度はCDに要求されるソレよりも遥かに高く,このようなCDは必要ない。
特に,PCなら,CDを高精度に読み取るソフトもあるので,
ジッタやらなんやらの心配は,韓国プレスでも心配することは無い。
つーか,CDはあくまでも汎用保存用データディスクであって,
そのものを再生することが少なくなってるんだよな。
>>12
ある程度は真実なんだけど,その中に致命的な嘘が混じっているのが質が悪かったり。
その手の雑誌とか年齢層高めのPC雑誌とかが結構煽ってるが
メーカーがファンタジーしてどうする
水力発電 ダムとの兼ね合いもあり、点灯帯負荷中心の運転。
水力AFCでこちらも出力変動大
但し自流系の発電所は水がある限り24H一定出力で運転できる。
原子力発電 ベース電源で出力常に一定
風力発電 言わずもがな風により出力変動大。
SVCを持たない風力が連系されている系統の変電所は電圧変動が滅茶苦茶でかい。
太陽光発電 大規模太陽光発電は実証試験段階。
これからNAS電池を用いたピークカットが実現すれば出力は一定になる(と思われ)。
しかも2まで出ていたとは。
一般人や数万円のオーディオ使ってる場合はなんとなくの満足感で終わりそう
基本的にユーザーによる厳密な測定が禁じられてるこれが100円のUSBケーブルでDACに対してビットパーフェクトな伝送ができても、
高級USBケーブルの方が音質が良い所以である
>おそらく一般家庭の再生装置で、
>その違いを実感するのは難しいのではないか。ただの糞技術www
ご自慢のDSDソースをデータ配信すればいいのに
どうせそいつもmp3にエンコするんでおなじみたいな。円盤はかさばる
ない。登場した頃のSHM-CD、Blu-spec CDはなんか5割くらい高かったけど、
あれ詐欺だったんすね
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